ホーム“西洋と東洋を統合した医療の実践と研究” > Tアトピー性皮膚炎の今昔
 
T アトピー性皮膚炎の今昔

  最近のアトピー性皮膚炎は昔のADと比較して患者数の激増、症状の重症化、羅患年齢の高齢化に集約される。昔のADは小児喘息とともに、学童期ままでにADの基本的な素因である角層の保湿機能が自然に回復してきて、学童期までに全員完治したのである。また、最近のADは昔と異なり、露出部に皮疹が目立ち、更に、昔は卵白以外にアレルギーを呈さなかったが、大豆、卵、牛乳、小麦、米、ソバ、など六大食事アレルゲンを始め、ハウスダスト、ダニ、特殊な金属に対するアレルゲンにまでアレルギー反応を呈するにいたっている。また、昔のADは、動物性の脂肪を摂取しても、影響がなかったが、最近のADは動物性脂肪の摂取により、半数以上の患者が再燃、悪化している。
   演者の土佐清水病院にはここ数年、約1万人以上のADの新患が来院し、また、数千人の重症患者が民宿に投宿して病院の入院治療を受けている。即ち、アトピーの発生病理である角層の保湿機能の低下を改善さす、遠赤外線サンドバス療法や、グリテールパスターの軟膏重層療法を受けるのである。また、その重症度においても、この数年、増悪の一途をたどり、学校会社の長期欠席、休学、休職、更には退学、退社、極端な場合は、解雇となり、結婚、恋愛の破談、中断など、以上のように社会生活より抹殺される悲劇が随所に見られている。

 

 


サイトマップお問い合わせ